aistudio weblog

・・・・・・・・・・・・・・・・from kyoto , china and...etc.

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

比楽紡績で羊の勉強

カーペットの原料といえば、ウール。
ウールは羊からいただくのですが、一言で羊と言ってもその数400種。
品種によってさまざまな特徴があります。
8000年以上、人々と寄り添って生きて来た羊は、
その生息地や用途に合わせて改良され、進化してきたのです。

比楽紡績さんにはさまざまな羊の原毛があるので、勉強させていただきに行きました。

比楽紡績で勉強
真剣に取り組む一同

カーペット用のウールの最高峰は、英国山岳羊毛と言われてます。
ウール自体の張り、腰の強さ、ふくらみ度に優れているからです。
比べてみると。。。
ウール嵩高差
4つの袋はそれぞれ100グラムの品種の違うウールが入っています。
一番膨らんでいるのは右上のイギリス産の「チェビオット種」
右下は、オーストラリア産「メリノ種」
左上がカーペットでよく使われるニュージーランド産「ロムニー種」
左下の一番膨らみが無いのがニュージーランド産の「ファーストラム」
生まれて6ヶ月の子羊から初めて取れた毛でやわらかーい。

面白かったのが、イギリス産「リンカーン種」
イギリスリンカーン
「ラスターウール」と呼ばれる長くて光沢がある毛質が特徴です。
これでカーペットを織ると・・・
リンカーン織りサンプル
このカーペットのカットとループのところは色が違って見えますが、
実は同じ色。光沢が強いのでカット面とループ面でこんなに色差が出来るのです。

その他、さまざまな国の羊の毛を見せてもらいました。
それぞれいろんな特徴があります。

スウェーデンゴットランドウール
スウェーデン産「ゴットランド種」グレーぽっく艶がある品種

スペインイベリコウール
ローストしたら美味しいイベリコ豚で有名なスペイン産「イベリコ種」
有色種と白色種がいます。(カード後で羊毛が整えられてます)

中国安寧ウール
中国産「安寧種」産毛は柔らかく太い毛は光沢があり、それらがミックスされていて独特の風合いになるそう

まだまだたくさん見せていただきましたがこの辺で。
こういう特徴の強い糸でカーペットを作ってみたいものです。
なかなかそんな機会はありませんが。


スポンサーサイト
  1. 2011/04/13(水) 19:48:34|
  2. 物づくり
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

仲間たちのお花見大会

カーペット関係の会社は、泉州に多く集まっています。
先週の金曜日は、比楽紡績さんのお花見に呼んでいただきました。
(いや、ちゃんとその前に仕事もしていたんですよ)
このお花見はもう十数年以上毎年されている恒例行事なのだとか。

あいにくの雨でしたが、昼過ぎに会社に着いたときから準備が始まっており、
夕方にはブルーシートで出来た巨大テントが完成していました。
ちゃんと雨水が一定量たまると流れ落ちるような機能付き。

大きな鉄板の、焼きそば・チャーハンコーナー、
炭火焼の焼肉・焼き鳥コーナーもあり、各種飲み物も各種取り揃えられています。
町内会のお祭りも真っ青の充実振りです。

巨大なお鍋には、トン汁、カレー、おでんがたっぷり。
これは下請けの撚糸やさんが毎年作っておられるとか。

6時からと言いつつ、5時~どしどし人が集まり、7時にはこの通り
(この後さらに人は増え、何人いるのか分からないほどに)
比楽紡績のお花見

撚糸やさん、染色さやん、機やさんと、
カーペットにかかわる人たちがたくさん集まっています。
時間がたつにしたがってどんどんわいわい盛り上がり、
社長さんも自らどんどん美味しいお酒をついで回っていらっしゃいました。

なんて気持ち良い人たち。
これまでも、仕事をしているシーンで機やさん、染色やさん、撚糸やさんの
連携の良さを感じていたのですが、その理由をここに見たような気がしました。

カーペットファミリーと言うか、携わる人たちの団結力というか。。。
こういう人たちがいてくれているからこそ、
私たちの仕事もちゃんと出来ているのだなと感じました。

良い時間をありがとうございます。
これからももよろしくお願いします。

比楽紡績株式会社
カーペットだけでなくアパレル関係のさまざまな糸作りをされています。





  1. 2011/04/10(日) 13:52:40|
  2. 物づくり
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

手織絨毯の良さってなんなんでしょう

高段数の手織絨毯を売るときの決まり文句
「これだけ細かい絨毯になると、
指が細くて目の良い、若い織り娘さんじゃないと織れないんですよ」

ま、ほんとは細かいのなんて腕の立つベテランさんじゃないと織れないんですけどね。
おじ様たちの夢を壊すのも売り上げに響きそうです。
でも、その夢も破られるときがやってきたようです。

先日、夏に仕込んだKISETSU collectionの出来を見にN氏が中国に行き、
その報告に来てくださったときのお話。

「中国のシルクの手織絨毯の工場の機械化が始まった。
鎮平(シルク段通の大きな産地)の工場には100台単位でその機械が入っている。
手織絨毯とは違う名称を考えないといけない。
ドイツの展示会でも高段数のシルクでもの不自然に織り目がきれいなものが出ていたから
きっとそれも機械化手織段通だと思う」

手織絨毯は織り手さんたちが、一目一目縦糸にパイル糸を結んで
一段結んだらそれを横糸で織り締め作っていきます。
織り手さんは、その一目一目縦糸にパイル糸を結ぶのが指が痛いし嫌だ!!!
といって、どんどん居なくなっていき、工場も困っていたのです。

そこで救世主の機械化。

まず、人の手で、一段分のレールに着いた針穴に、柄に合わせて一目ずつパイル糸をセットします。
それを縦糸を張った織り機にもっていき、レールの針がパイル糸を縦糸に8ノットで結び付けます。
横糸を通して人の手で織り締めます。一段完成。レールの糸を入れ替えて次の段の準備。
一段分はセットされているので、必要枚数はそのセットで量産できます。

とはいえ、ほとんど手作業だし、生産性もさほど上がらず、値段も下がらず。
そしてレールにセットした糸の配置が間違っていたら、
間違った絨毯が量産されてしまう。良いことがあんまり見つからない。
ただただ、織り手さんの指が痛くない。

ここでふと考えるのですが、
こうして出来た絨毯は手織とは言いにくいですけど、出来たものは手織とまったく同じ。
ラテックスも使ってないし、裏張りもしていない。柔らかい風合いも同じ。
手織絨毯というものの価値を、
出来た物に求めるのか、
手織という工程に求めるのか、
手に取るお客様にとってはどちらが重要なのでしょうか。

中国では、シルクの手織段通はだんだんこの製法が優勢になるそうです。
いつか、「最上級の絨毯はパイル糸も手で縦糸に結ぶんですよ」
なんてお客様に言うようになるんでしょうね。


  1. 2011/02/26(土) 20:12:06|
  2. 物づくり
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ふんどしってみる??

ふんどしって穿いたことあります?

うちの父は会社員の間、何故だか、さらしのふんどし穿いてたんですよ。
夏になると、ふんどし一丁でたたずむ父の、
前のところがひらひらしている光景は、幼心に不思議なものでした。

何の話かというと、光ファイバーアートをやっているフィルノットさんの
もうひとつのお仕事が弁慶工房って言うカラフルふんどし製造販売。
で、今日2月9日~14日まで京都高島屋の婦人肌着売り場で、
バレンタインギフトとして「ふんどし」を特別展示販売されているのです。

http://mb.takashimaya.co.jp/kyoto/fashion/2011/feb/index0209.html

男性が、婦人肌着売り場でふんどしを売っている図はかなり心細い感じ・・・

お近くに行かれる方、ふんどしに興味がある方、
ダーリンのふんどし姿を一度見てみたい女子、
婦人肌着売り場に堂々と入って行ってみたい男子、チャンスです。
是非、高島屋婦人肌着売り場まで、見に行ってください。

ちなみに私も一度ふんどしを試してみたんですが、
(去年くらいから女性用ふんどしも結構ブームになってます)
ごわつきも無く、締め付けなく軽やかでけっこう心地良いものです。
外に着ていくのはちょっと無理だけど、
夏場の家でのくつろぎ着には良いかも・・・って思いました。



  1. 2011/02/09(水) 13:08:13|
  2. 物づくり
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

絶滅危惧種?!中国手織絨毯

梅雨に入ってじめじめ暑い日が続いています。
私はイネ科の雑草の花粉症なので、雨の日のほうが快適なのですが・・・

上海ドモテックスも終わって早2ヶ月。
来年のKISETSUコレクションの製作に向けて活動を始めました。

先週は、中国のO氏とともに東京にヒアリングに行ったり、
どういうイメージにしようかと考えたりと、アイデアを温めています。

8月中旬に試作指示に中国に行く予定なので、
それまでじっくり新しいデザインを考えます。

前々から私が不思議に思っていたこと。
中国の人と接する際、いつも感じるんですが、
日本人と比べると、あんまり勤勉とはいえない中国人が、
手織絨毯なんてめんどくさいことをしているなんてちょっと不思議だなあ。

ここ最近の、急激な中国の成長でやっぱり変わってきたようです。

手織の職人さんが、もっと楽に稼げる方法がいろいろあると知ってきて、
職人さんがどんどん減ってきているそうです。
特に、若いなり手がいないそうです。
ある工場では、200人の職人さんが旧正月にふるさとに帰り、
正月空けに工場に戻ってきた時には150人に減っていたとか。。。

工場の社長さんのなかには、
「原料価格もどんどん上昇するし、職人さんには給料が安いと言われるし、
お客さんには高いといわれるし、今の注文分は作るけど、
それが終わったら辞めたいと思ってるの・・・」
といっている人も多いそうです。
社長さん自身、持っている土地の値段がどんどん上がるし、
手織絨毯なんて、文句を言われるめんどくさい仕事に魅力を感じなくなっている状態で、
私がKISETSUを始めてからも、大きな工場を含め、どんどんなくなっています。

まだやる気のある工場も、中国国内の生産をあきらめ、
インドなどのもっと工賃の安い国に外注に出す計画を立てているところも。
すでに、北朝鮮に下請けに出している工場もあるそうです。
KISETSUコレクションを作っている工場は、中国でも内陸の地方なので、
まだまだ工賃は安く、そこでの生産は続けられるようですが。

これからも中国の成長は続いていくだろうし、
いつか中国に手織段通を作る工場がなくなる日が来るかも知れません。

せっかくこうやって一結び一結びと作っていただく手織絨毯です。
良いデザインのものを作っていただけるように、
私たちも良いデザインを作らなければと思います。


  1. 2010/06/18(金) 10:46:22|
  2. 物づくり
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
次のページ

プロフィール

aistudio kyoto

Author:aistudio kyoto
京都でインテリアテキスタイルのデザインをしている中で
日本各地に行ったり、中国に行ったり、たまーにヨーロッパにも。
そんな日々の生活をちょこっとずつ書いて行きます。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (8)
北京グルメ (3)
中国 (13)
上海 (9)
物づくり (17)
京都 (65)
上海グルメ (1)
絨毯作り (2)
ヨーロッパ (6)
?å (0)
日々の話 (49)
仕事 (8)
関東 (0)
江戸 (2)

検索フォーム

QRコード

QRコード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。