FC2ブログ

aistudio weblog

・・・・・・・・・・・・・・・・from kyoto , china and...etc.

レイクリゾートin中国(後編 おおらかな遭難)

先週の続き

ご機嫌な気分で小船に乗った私たち。
「今9時だから車に10時には乗れるから、北京には1時ごろ着くよ」
と、北京のO氏は元気に言っていました。

P1060505.jpg
この写真の右の方に写っている2艘の小船に乗って、
私たちと一緒に先客もレストランを出発。
私たちの小船もそれについていくように真っ暗な湖に動き出しました。

小船にはライトはついておらず、まさに真っ暗。
湖には藻が繁殖して船が通れないところも多く、
船頭さんは自分の勘と今までの経験で「湖の道」を通っていくのです。
ライトがついていると、湖面が乱反射してかえって「湖の道」が分からなくなるのだとか。

ある程度進んだとところでなんだか様子がおかしくなってきました。

前に走っていた小船2艘は別の波止場に向かったようです。
船頭さんが、しきりにスクリューをバックに入れたりフロントに入れたりしています。
モーターの音もなんだか鈍くなっています。

中国の人たちはなんだかご陽気に話しています。そして私たちに報告。
「遭難しちゃったって」
O氏が言うには、船頭さんは前の2艘について行ってしまったために
自分の知っている「湖の道」を見失って藻の林の中にはまってしまって、
モーターに藻が絡まって動けなくなってしまったらしいのです。
スクリューをバックにしていたのも、絡んだ藻を解くため。
ライトで湖面を照らしてみると、小船の周りはぎっしり藻が生えていて不気味な様子。

船頭さんは60歳越えだそう、
「もう何十年もやっているけどこんなことは初めてだ」
などといいながら、湖に顔を突っ込んでスクリューに絡んだ藻を取ったり、
長い棒をオールにして船を進めたり必死に「湖の道」を探しています。
藻のあるところは水面がざわざわしてマットな感じなのに対して、
「湖の道」はツやっと光っているのだとか。
私たちの周りはずっとマットな感じ。

「これは相当長い時間かかりそうだわ・・・」
次の日は、南京に向かってフライトなので朝の7時にはホテルを出なくてはならない。
何時間寝れるだろうか、というかフライトまでに北京に着けるんだろうか・・・

「大丈夫、大丈夫。がんばって~」と船頭さんを手伝うことなくのんきな中国人。
日本人だったら、どうしようもないのに「どうしてくれるんだ~」
とか非難の嵐だろうに、会話も弾んでわいわい明るい船内。

その中、ひそかに、
「ここで小船を捨てて泳いでも藻に引っかかっておぼれるな」
「この藻って髪の毛みたい・・・顔が浮かんでたら・・・恐っ」
「そういえば琵琶湖の藻にも死んだ人がたくさん絡んでるんだよな」
「なんだか霧も出てきたみたい・・・ここで夜を明かすのかな・・・」
と、ネガティブシンキングを続ける日本人たち。

2時間近く、船頭さんは藻の大群と格闘し続け、
やっとのことで「湖の道」を見つけて、11時近くになって、岸にたどり着きました。
「いつもより大変だったからお金もうちょっとちょうだい」
くたくたになりながら船頭さんは請求をしてきました。
こんなに時間がかかって、お客さんに迷惑かけたのに、
日本ではありえない・・・

その後、車で北京に向かいましたが、期待に反して高速は工事中でものすごい渋滞。
ホテルに着いたのは朝の5時、あたりは明るくなっていました。

中国のレイクリゾート、タダでは帰してくれません。


スポンサーサイト



  1. 2010/08/23(月) 15:53:47|
  2. 中国
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<中国ならでは~大好きな魚料理2種 | ホーム | 8月15日 甘粛災害追悼の日>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://aistudiokyoto.blog14.fc2.com/tb.php/84-00d0d378
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

aistudio kyoto

Author:aistudio kyoto
京都でインテリアテキスタイルのデザインをしている中で
日本各地に行ったり、中国に行ったり、たまーにヨーロッパにも。
そんな日々の生活をちょこっとずつ書いて行きます。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (8)
北京グルメ (3)
中国 (13)
上海 (9)
物づくり (17)
京都 (65)
上海グルメ (1)
絨毯作り (2)
ヨーロッパ (6)
?å (0)
日々の話 (49)
仕事 (8)
関東 (0)
江戸 (2)

検索フォーム

QRコード

QRコード

リンク

このブログをリンクに追加する